月彩 Tsukisai...*

歳時記・旧暦・季節暦・美し和言葉・暮らし雑学...☾*

十二月 師走の暦

十二月 師走の暦

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十二月の最も一般的な名称は師走(しわす)です。
一年の区切りをつけて、新年を迎えるということから
十二月はとても忙しいとされています。
禅師(ぜんじ)とよばれる普段は落ち着き払った偉いお坊さんまで
忙しさのために走り回る、ということから
「師走」という名が付いたと言われています。
また、一年の最後の月、という意味から「極月」(ごくげつ)、
「窮月」(きゅうげつ)、「除月」(じょげつ)とも呼ばれています。
他に、「師走」は、旧暦では冬の最後の月にあたるので
「残冬」、「晩冬」、「暮冬」、近づく春への期待を込めて
「春待月」、「梅初月」等の名称もあります。

僧がお経をあげるために東西を馳せることから
「師が馳せる月」→「しはせつき」→「しわす」となったといわれています。
「師」は「僧」を指すのが一般的。
「馳せる」は「走る。急いで行く」という意味です。

季節:仲冬(ちゅうとう) ※大雪から小寒の前日まで。

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十二月は一年の最後の月として、果ての月、暮古月(くれこづき)、
極月(ごくげつ)、限月(かぎりのつき)などと呼ばれますが、 
師走(しわす)が一番なじみ深い呼び方でしょう。
「師走」の語源としては、年末は師(先生)も忙しく走り回るから、
という説をよく聞きますが、実ははっきりせず、
 「師走」という字は当て字のようです。

ただし、日本書紀では「十有ニ月(しはす)」
万葉集では「十二月(しわす)」と表されたりと
古来より「しわす(しはす)」と呼ばれていました。
「しわす(しはす)」という言葉の由来としては、歳(とし)から「し」
果つから「はす」、合わせて歳が果つので、 「しはす」となったとか
四季の果てる月の意味の「四極(しはつ)」だとか、
こちらも色々な説が伝えられています。

本来、十二月を「しわす」とはどうやっても読めないでしょう。
しかし、行く年と季節を惜しむ日本人の感性と日本のことばの豊かさは
「しわす」という単語を生み、一年を最後まで
味わい尽くそうとしたのでないでしょうか。

また、一年の最後の月、という意味から「極月」(ごくげつ)、
「窮月」(きゅうげつ)、「除月」(じょげつ)とも呼ばれています。
他に、「師走」は旧暦では冬の最後の月にあたるので
「残冬」、「晩冬」、「暮冬」、近づく春への期待を込めて
「春待月」、「梅初月」等の名称もあります。

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昔は13日を「正月事始め」とし、1年の汚れを落とす「すす払い」や
門松などに用いる松を準備しました。
これが現代の大掃除へと変わってきました。

二十四節気の「冬至」を迎える22日ごろは、1年で昼が最も短い日。
この日を境に昼が少しずつ長くなることから
「一陽来復(いちようらいふく)」といい、上昇運に転じる日とされています。

また「冬至冬中冬はじめ」といって、本当の冬の厳しさはここから始まります。
そこで、旬を迎えるゆずを浮かべた風呂(ゆず湯)に入ると
風邪をひかず元気に冬を越せるという習わしが生まれました。
冬至にかぼちゃ[別名:南瓜(なんきん)]を食べる習わしは
名前に「ん」のつくものを食べ、「運盛り」に由来しています。
野菜が少ない冬に、保存のきくかぼちゃを食べて栄養を取る
暮らしの知恵でもあります。
地域によっては、れんこん、みかん、こんにゃくなどを食べます。

また、昔から小豆の赤い色が魔よけになるとして、小豆粥、小豆団子
赤飯などを食べることも習わしになっています。
先人の知恵は冬を元気に乗り越える術でもあります。

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12月の他の別名
茶月(さげつ) 弟月(おとづき)
健丑月(けんちゅうげつ)
極月(ごくげつ) 厳月(げんげつ)
限月(かぎりのつき)
窮月(きゅうげつ) 臘月(ろうげつ)
茶月(さげつ) 親子月(おやこづき)
春待月(はるまちづき)
暮古月(くれこづき) 

時候の言葉
上旬……( 師走・寒冷・初冬)の(候・みぎり)
中旬……( 霜寒・忙月・短日)の( 候・みぎり )
下旬……( 歳末・厳寒・孟冬 )の( 候・みぎり )

・ 寒気厳しき折から
・ 寒気いよいよ厳しく
・ 年の瀬もいよいよ押し詰まり
・ 年末余白なく

時候の挨拶
初冬の候  師走の候  寒冷の候  霜寒の候  歳晩の候  短日の候
季冬の候  激寒の候  年末のみぎり  歳末多忙のおりから
寒気いよいよつのり  荒涼たる冬となり  年の瀬もおしせまり
心せわし年の暮れを迎え  年もせまり何かと繁忙のこと  年内余日なく
今年もおしせまって参りましたが

【結び】
ご多忙の折ではございますが、風邪など召されませんようご自愛ください
来年も素晴らしい年になりますよう願っています

季語
冬の朝・初雪・枯木・おでん・熱燗・たき火・こたつ
湯ざめ・クリスマス・除夜・年越し・大晦日 

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■ 暦のうえでの季節の節目 〜 二十四節気 〜

大雪(たいせつ)
12月7日頃(2016年はは12月7日)。
および冬至までの期間。
太陽黄径255度。
小雪から数えて15日目頃。 

山岳だけでなく、平野にも降雪のある時節ということから
大雪といわれたものでしょう。この頃になると九州地方でも
初氷が張り、全国的に冬一色になります。
スキー場がオープンしたり、熊が冬眠に入るのもこの頃。
鰤(ぶり)など冬の魚の漁も盛んになります。

冬至
12月22日頃(2016年は12月21日)。
および小寒までの期間。
太陽黄径270度。
大雪から数えて15日目頃。

北半球で太陽の高さが一番低くなる日を冬至と呼びます。
暗く寒い冬の中でも、冬至は一番昼が短く、夜が長い日です。
今と違い、電気もガスもない時代に、赤道に近い
暖かい地域以外の人々にとって、冬を越すということは一大事だったでしょう。
しかし、冬至を過ぎれば、日脚が伸びて日毎に日照が増えていきます。
冬至は「一陽来復」とも言われ、冬から春への兆しであり
新しい年が始まる希望の日でもありました。

太陽が軌道上の最も南に来るときで
夏至と反対に、夜が最も長く、昼が短い日。
夏至から徐々に日照時間が減っていき、南中の高さも
1年で最も低くなることから、太陽の力が一番衰える日と考えられてきました。

冬至は「日短きこと至る(きわまる)」という意味。
中国では、この日から新年の始まる日で、先祖を祀る習俗があります。 

一陽来復(いちようらいふく)とも言います。
「一陽来復」は中国の「易経」に出てくる言葉。
中国の昔の暦では10月はすべて陰の気で覆われ
11月になると陽の気が復活し、冬至を境に長くなっていくとされています。
つまり、衰えていた太陽の力が再び勢いを増してくるというわけ。
そのため、新年が来るという意味の他に、悪いことが続いた後に
幸運に向かうという意味も込められているのです。
良くないことが続いている人も、冬至が来たら
「さあ、これからは良いことがどんどんやって来る」と
気持ちを切り替えましょう。
そういうきっかけを与えてくれる日でもあるのです。
早稲田の穴八幡などの神社では「一陽来復」のお守りが配られます。

除夜は一年の終わりではなく、すでに新しい年の始まりです。
年越しで除夜の鐘を聞き、新年を迎えることができるのは、
無事に一年が終わり、続けて新しい一年の始まりに
足を踏み入れるおごそかな時の流れだと思います。

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●12月8日  事始め(事納め)

今年1年に感謝の意をこめて道具を片付け、新年を迎える準備を始める日。
“事”を年ととらえる地方では、12月8日が「事始め」で
2月8日を「事納め」といい、“事”を農業ととらえる地方では
12月8日が「事納め」で2月8日を「事始め」といいます。

今年使い古した針を豆腐やもちなどに刺して供養する「針供養」の風習も
着物時代の大切な道具を片付けるための行事で
12月8日または2月8日に行われます。

年内にやるべきことをリストアップし、仕事も家事も段取りよく進めましょう。
年賀状、おせち、ぽち袋など、新年を迎える準備を本格的にスタート!

●12月13日  すす払い

お正月に年神様を迎えるために1年間の汚れを落とす行事で
いわゆる大掃除です。江戸城で12月13日に行っていたことに由来し
家屋や神棚を清める正月準備として定着しました。
この日を「事始め」とする地方もあります。

年末に慌しく大掃除をするのではなく、13日ごろから
計画的にとりかかるのが賢いやり方。汚れを隅々まで取り払うと
年神様がたくさんのご利益をもってきてくれるそうです。
天気の良い日に段取りよく片付けてしまえば
年の瀬に慌てることなく気分良くお正月が迎えられます。

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●12月中旬  お歳暮

嫁いだ娘や分家のものが、お正月用のお供えものを
本家に届けたのがお歳暮の起源。昔はお正月にも
先祖の霊が帰ってくると考えられていたのです。
そのため、すす払いをして神様を迎える準備ができた
12月13日からお歳暮を贈るとされていました。

現代は本家に限らず、日頃の感謝の気持ちをこめて
12月初め~25日頃までに届けますが
(関西では12月13日頃~25日頃)それ以降は次のようになります。
・新年~1月7日(=松の内)/ 
関西では新年~1月15日(=小正月)→「お年賀」
・それ以降2月4日ごろ(=立春)まで →「寒中お見舞い」「寒中お伺い」

早めにお歳暮の手配をすませておきましょう。
配送してもらう場合が多いのですが、手渡しできれば理想的です。
頂く側はお礼状も準備しておきましょう。

◇クリスマス

キリストの誕生を祝うお祭りですが、古代ローマでは
冬至の日に行われていた「太陽神の復活祭」や
「農耕神への収穫祭」だったという説もあります。
クリスマスに飾るツリーやリース、スワッグにはモミを使うのが一般的です。
常緑樹のモミは、西洋では生命の象徴。古くから魔よけや
神聖なものとして扱われてきました。装飾に使う松ぼっくり、麦の穂、
(葡萄の)蔓(つる)、リンゴには、豊作祈願の意味があります。

また、リースは輪になっていることから、始めも終わりもない
「永遠に続く愛」を表しています。クリスマスの飾りには日本の
「しめ飾り」に近い意味合いもあります。
キリスト教では12月25日の4週間前の日曜日から飾りつけを始め、
顕現日(けんげんび)[公現祭]の翌日1月7日に片づけるのが一般的です。

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●12月下旬  歳の市

クリスマスが過ぎると一気にお正月ムードに。
商店街や市場にお正月商品や生鮮食料品が勢ぞろいし
寺社には正月飾りや乾物などを売る市が立ち並びます。
デパートなどの歳末大売出しも歳の市と称するものが多いですね。
お正月に向けて下着、靴、鍋などの日用品を新しくするのは
お清めの意味があるからです。

門松、注連飾り、鏡餅などの正月飾りは
29日は「二重苦」「苦立て」「苦松(=苦が待つ)」に通じ
31日は葬儀と同じ「一夜飾り」で縁起が悪いことや
年神様をお迎えするのに一夜限りでは失礼なことから
26日~28日または30日に飾ってください。

必要なものを調達するだけでなく、露店や市場の賑やかさは年の瀬の風物詩。
どれにしようか迷ったり、値切ったりするのも楽しみのひとつです。
買い物リストをもってぜひ出掛けましょう。良いものを安く調達でき
買い忘れてもまだ日があるので慌てなくてすみます。

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●12月31日  大晦日

毎月の末日を晦日(みそか)といい、1年の最終日だから大晦日です。
お正月準備を済ませたら、家族揃って年越しそばを食べ
除夜の鐘が聞こえてきたら今年ももうおしまいです。

お正月の生鮮食料品以外は、大晦日までに準備するつもりで。
除夜の鐘をつかせてくれる所も多いので
事前に問合せてみてはいかがでしょう。

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●年越しそば

1年の締めくくりに、そばのように細く長く
長寿であるように願って「年越しそば」を食べます。
年越しそばを食べるのは、月末にそばを食べる
「みそかそば(晦日蕎麦/三十日蕎麦)」という風習が
大晦日だけに残ったもので、江戸時代の町人の間で始まったといわれています。
また、年越しそばにはさまざまな呼び名と言い伝えがあります。

【寿命そば】
そばのように長くのびる(長生きできる)。
【運気そば】
鎌倉時代、博多の承天寺が町人にそばを振舞ったところ
翌年からみんなの運気が上がった。
【福そば】
金銀細工師が散らかった金粉を集めるのに
そば粉を練った団子を使うので、そばは金を集める縁起物。
【縁切りそば】
そばがよく切れるように、1年の労苦を忘れられる。

そばに付き物のねぎは「ねぐ」といって
「祈る」「労う」という意味もありますから、ぜひ入れてください。

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晴れた日は陽の光の暖かさを感じる頃ですが
7日の大雪を過ぎる頃からはグッと冷え込みます。
忘年会シーズンで、スケジュール帳が
真っ黒にうまっているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
12月はせわしなく忙しい季節ですが
1年で一番賑やかで楽しい季節でもあります。
木枯らしに負けず、お体には充分に気をつけてお過ごしください。

冬至を境として長くなる日の中には「寒さ」とはいいながらも
光の春に向けて一歩一歩進んでいく希望が感じられます。
どうぞお健やかにお迎えらになられる新年、初春でありますよう
お祈りしております。

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霜月(11月)

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●霜月(しもつき)


11月は旧暦で言えば冬、霜が降りると言うので
「霜月」と言うのが最も一般的な呼称です。
また10月が神無月であったのに対し11月は神々が出雲から帰って来て
それぞれの神社に収まるという意味で「神帰月」「神楽月」などとも言います。

霜月について、平安末期の歌人・藤原清輔(ふじわらのきよすけ)は
『奥儀抄(おうぎしょう)』で、「十一月(しもつき)、霜しきりに降る
ゆえに霜降月(しもふりつき)といふを誤(あやま)れり」と
多く霜が降る月が誤って霜月になったと記しております。
11月の霜月説はこの藤原清輔の解釈がほぼ定説になっており
異説はあまりありませんが、陽光が弱まり
ものが「凋(しぼ)む月」、が霜月に転訛したとする説があります。

月の別名としては、冬籠りをする前の雪を待つ「雪待月(ゆきまちづき)」
雪を見る「雪見月(ゆきみづき)」。
10月に出雲に出向いた神々が帰るので「神帰月(かみきづき)」。
収穫感謝と来年の豊作を願う里神楽が各地で催される「神楽月(かぐらづき)」。
昔の歌舞伎役者は芝居小屋と1年契約で、旧暦11月の興行で
華やかにお披露目するところから「顔見世月(かおみせづき)」。
旧暦11月を「子(ね=ねずみ)の月」とも呼び
子の月1日は芝居の世界では元日でした。
ほかに暢月(ちょうげつ)、建子月(けんしづき)、などがあります。

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現在では11月は晩秋、芸術的な香りのする気候であります。
まず「文化の日」があり、文化財保護強調週間、教育文化週間など、
文化の付く行事が多く、15日には「七五三」があり微笑ましい光景があります。
寒に入る前の最も良い季節と言われています。

11月は1年のうちで最も変化のある月です。
初旬はまだ青空高く秋晴れの好天気が続きますが
立冬を過ぎると、朝晩の気温が下がり寒さを感じるようになります。
中旬には霜が降りはじめ、山野や街路樹の木々が
華やかな黄葉や紅葉の色彩りを濃くしていきます。
下旬は落葉が舞い、初雪の便りも聞かれ
寒い冬の到来が近いことを知らせます。
11月は日本の風土を象徴する月ともいえます。

秋から冬にかけて心もしっとりする季節。
心が澄み渡るような空気感。
寒さとともに深まる紅葉が目に染み、そして紅葉が散るともう冬です。
立冬を迎え、暦の上では冬となります。
七五三や酉の市で華やぐ中、紅葉から落葉の季節となり
寒い地方には冬将軍が訪れます。
翌年の年賀はがきが発売され下旬には喪中欠礼状が届きはじめます。

11月は全国的な秋晴れは比較的には多いのですが
別称「霜月」と言うように北の方から寒冷前線が下がってきて
局地的には天候が悪化したり
月中には霜が降りたりすることがあります。
そして立冬を過ぎると冬が駆け足でやって来ます。
健康上も家事の上でも冬支度の準備を怠りなくして置きましょう。 
11月は晩秋から初冬へと季節が移り変わります。
小春日和と呼ばれると呼ばれる暖かな日も訪れますが
立冬(11月7日頃)の頃には北西の季節風である木枯らし1号も吹き始めます。
暖房が欲しくなるのは、朝の最低気温で5~6℃が目安でしょう。
そろそろ暖房器具やコート等の冬支度が必要になってくる時期です。 

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11月は収穫への感謝と来年の豊作予祝の神楽や
関東でとくに盛んな酉の市、全国規模の七五三の宮参りなどを眼にします。
宮中では最も重儀とされる新嘗祭(にいなめさい)
その前日には秘儀・鎮魂祭などがあります。

酉の市は本来、酉待(とりまち)と云いました。
まちは祭りを意味する古語で、「とりのまつり」の転訛したものです。
大阪の大鳥神社から関東に勧請された鷲(おおとり=大鳥)神社系で
11月の酉の日に行なわれる祭礼です。酉の日は12日に一度巡ってきます。
たいていは月に二回ですが、一の酉が月初めにあると
二の酉、三の酉まであります。三の酉まである年は活気がありすぎて
火事が多いという俗説があります。

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時候の挨拶
菊薫る候  晩秋の候  深秋の候  向寒の候  紅葉の候  暮秋の候
初霜の候  霜降の候  初冬の候  小春日和の好季  向寒のみぎり
向寒のおりから  朝晩めっきり寒くなって参りました
穏やかな小春日和が続いております  落ち葉舞う季節となりました
日増しに寒さが加わって参りました

季節:初冬(しょとう) ※立冬から大雪の前日まで。

他の別名
神楽月(かぐらづき) 子月(ねづき)
霜降月(しもふりづき)
雪待月(ゆきまちづき)
建子月(けんしげつ)
暢月(ちょうげつ) 達月(たつげつ)
復月(ふくげつ)
神帰月(かみきづき)
天正月(てんしょうづき)

七十二候  時候  期間    季節の変化に伴う自然現象 

立冬・初冬 初候 11/7~1   ・山茶花の花が咲き始める頃 
初冬    次候 11/12~16  ・大地も凍り始める頃 
初冬    末候 11/17~21  ・水仙の花が咲き始める頃 
小雪・初冬 初候 11/22~26  ・虹もかからなくなる頃 

11月ともなれば、さすがに朝夕は随分冷たいものです。
街路樹の紅葉も美しく、風もないのにはらはらと落葉し
かさこそ乾いた音を立てるのも晩秋の風情ですね。

▪ 立冬の初候、山茶始開(つばきはじめてひらく)
「柴垣を透く日も冬に入りけり」 久保田万太郎
「朝な朝な粥食ふ冬となりにけり」 正岡子規
「山茶花のこゝを書斎と定めたり」 正岡子規

サザンカの花が咲き始める時節。
ここで山茶をつばきと読んでいますがサザンカのことを意味します。
サザンカは朝夕の冷たい空気に誘われるように咲き始め
冬のさなかにも咲き続けます。

▪ 立冬の次候、地始凍(ちはじめてこおる)
大地も凍り始める時節です。
この頃には日も雲も庭も凍りついているように思える日があります。
「凍てきびしかりし名残のある庭に」 稲畑汀子
「里人はしみるといひぬ凍きびし」 高濱虚子
凍るとは水以外のものがこおることをさし
水がこおるのは、氷ると書きます。

▪ 立冬の末候、金盞香(きんせんかさく)
金盞とは、黄金の杯のことで水仙の異名。花央の部分を杯に例えています。
香として、咲くことを意味しているのは水仙の香りをあらわしています。
また冬の寒さの中すっと茎を伸ばした凛とした姿が好ましいものです。
「水仙にさはらぬ雲の高さ哉」 正岡子規

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・・・紅葉にまつわる言葉・・・

◆錦秋(きんしゅう)・・紅葉が鮮やかな織物のような美しさを見せる秋のこと。
◆紅葉狩り(もみじがり)・・山などに出かけ、紅葉の美しさを楽しむこと。
◆山装う(やまよそおう)・・秋の山が紅葉によって美しく色づく様子。
◆初紅葉(はつもみじ)・・初めて目にする色づいた紅葉。
◆照葉(てりは)・・秋の陽ざしを受けて、照り輝く紅葉のこと。
または照葉樹の葉が紅葉する様子。

『露隠葉月』(つゆごもりのはづき)
露は秋に一番よく見られ、秋という季節を象徴する風物でもありました。   
旧暦11月は、初冬にあたります。   
このころになると葉にかかる露も姿を消してしまいます。  
凍って霜になるからです。

ちなみに「露見草(つゆみぐさ)」は薄(すすき)
「露取草(つゆとりぐさ)」は里芋(さといも)
「露湛草(つゆたえぐさ)」や「露玉草(つゆたまぐさ)」は
蓮(はす)の異称。どれも葉に置いた露が美しく映える草花です。

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文化の日 11月3日
「自由と平和を愛し、文化を薦める」ことを趣旨とした国民の祝日。
1946年に日本国憲法が公布された日で、日本国憲法が平和と
文化を重視しているということでから「文化の日」に定められました。 
※日本国憲法は半年後の1947年5月3日(憲法記念日)に施行されました。
この日皇居では文化勲章の授与式が行われます。

勤労感謝の日 11月23日
「勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝し合う日」として
1948年に制定されました。終戦までは新嘗祭(にいなめさい)の日。
アメリカの感謝祭(サンクス・ギビング・デー)に相当するもの
とされていますが戦後廃止された新嘗祭を
「勤労感謝の日」に改めたのでしょう。

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[七五三]
三歳、五歳、七歳の子のお祝いです。
新暦11月15日に子どもの成長を祝い、厄を祓う行事。
通常、女児は三歳・七歳、男児は五歳の時に祝うものが一般的です。
兄弟・姉妹などではその年齢に関わらず
一緒にお祝いしてもよいとされています。
晴れ着姿の子供達は、親に連れられて神社に詣でる。
お祓いを受けてから祝をもらった親戚や知人に
千歳飴を持って回礼するのが習わしでした。
江戸時代の武家社会のしきたりが一般化したもので
当時、武家の子女は3歳で男女とも初めて髪を伸ばす「髪置きの儀」を行い
その後、男児は5歳になると初めて袴を履く「袴着の儀」
女児七歳の祝いは「帯解きの儀」
(おびとき⇒幼女が用いる付け帯をやめて初めて普通の帯を用いること)を
行ったとも云われています。
武家の行事が民間に広がったもので、もともとは質素だったそうです。
七五三と呼んで祝うようになったのは明治以降のこと。
千歳飴は江戸時代に浅草寺境内で売られたのが始まりだそうです。
かつては「麻疹(はしか)」などの難を逃れて
子どもが無事に成長した祝いでもあったという。

立冬(りっとう)
11月8日頃(2014年は11月7日)。
および小雪までの期間。
太陽黄径225度。霜降から数えて15日目頃。 
立冬とは、冬の始まりのこと。
「立」には新しい季節になるという意味があり
立春、立夏、立秋と並んで季節の大きな節目です。 
※これらを四立(しりゅう)といいます。
朝夕冷えみ、日中の陽射しも弱まって来て冬が近いことを感じさせる頃。
木枯らし1号や初雪の便りも届き始めます。
立冬を過ぎると、初霜が降りて冬の佇まいへと変わります。
この日から立春の前日までが冬。

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小雪(しょうせつ)
11月23日頃(2014年は11月22日)。
および大雪までの期間。太陽黄径240度。
立冬から数えて15日目頃。 
北国から雪の便りが届く頃ですが、まだ本格的な冬の訪れではありません。
雪といってもさほど多くないことから、小雪といわれたものだそうです。
陽射しが弱くなり、紅葉が散り始める頃。
いちょうや柑橘類は黄色く色づいてきます。
次第に冷え込みが厳しくなってきますので、冬の備えは整えておきましょう。
お歳暮の準備をする目安にも。
※「こゆき」ではなく「しょうせつ」と読みます。お間違いなく。
気象の「小雪」
気象庁の予報用語における「小雪(こゆき)」は
数時間降り続いても、1時間あたりの降水量が1mmに満たない雪のこと。
※北日本や日本海側の地方で「小雪」の表現が適切でないときは
「雪」の表現を用いるそうです。

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「霜消し」という言葉があります。
これは霜が降る夜の寒さを消すほど暖まるということから
お酒を飲むことをいいます。

霜が降りるほどの朝晩の冷え込みは骨身にこたえるもの。
特に、暖房が十分でなかった時代ではなおさらだったことでしょう。
江戸時代末期の歳時記では「旅人などの朝酒をいう」とあります。
当時の旅人は早朝に発ちますから、最も冷え込む時間。
少しからだを温めてから出発したのでしょう。
のん兵衛さんたちが口実に使った言葉ではないかという気もしますが
それでも、霜夜のしみじみとした風情が感じられて
味わいのある言葉ではないでしょうか。 
冷え込んだ夜「霜消しに一杯どうですか」などと勧められると
つい「それでは…」となりそうです。

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朝夕の冷え込みが厳しくなり日中でも
上着なしで過ごすのは少し辛くなってくる時期。
寒い北風が吹き始めたり、急激な冷え込みが襲ってきたりすると
体調を崩される方も増えてきます。
風邪の予防には「お茶でうがい」を実行しましょう。
お茶に含まれているカテキンには殺菌効果がありますので
外出から帰ったらすぐにうがいをする習慣を。

それでも風邪をひいてしまったら、薬に頼る前に
古くから伝わる民間療法を試してみてはいかがでしょう。
卵酒やショウガ湯などの他、角切りにした大根をはちみつ漬けにして
上澄みをお湯で溶いて飲む大根あめも効果的です。
とにかく「風邪かな?」と思ったら栄養のあるものをたっぷり摂って
暖かくして睡眠を充分に取ることが第一です。

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■秋の暮 

“春はあけぼの”と書いた清少納言が“秋は夕暮”と讃えています。 
「夕日が射して山の端に沈もうとしている頃、夕焼けを背景にした烏が
ねぐらに帰ろうとして三羽四羽、あるいは二羽が
思い思いに連れだって急ぐのも感慨深い。まして雁などが列になって
小さく見えたりするのは興趣がそそられる」と書いていますが
人生をこの季節に重ねて思うひととき、多くの人が詩人になるようです。
 「この道や行く人なしに秋の暮」 芭蕉

寒さとともに深まる紅葉が目に染み、そして紅葉が散るともう冬です。
立冬を迎え、暦の上では冬となります。
11月ともなれば、さすがに朝夕は随分冷たいものです。
街路樹の紅葉も美しく、風もないのにはらはらと落葉し
かさこそ乾いた音を立てるのも晩秋の風情。

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  季節や暦に合わせた暮らし歳時記

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丸窓の秋景色

月の暦☾* Daily Moon *
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